★2012/03/16(金)【十六団子】
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午前四時四四分起床、宮崎市内はくもり後雨。
本日は一五歳の娘の卒業式に参列してきました。

娘の卒業と同時に、わたしもようやく二年間の
(大役)PTA会長を退任するのございます。
また平成24年度は新しい役をいただく予定になって
おり次年度は”教育振興会会長”として顔晴る所存
です!

 

◆第63会卒業式・PTA会長祝辞
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◇祝辞 「当たり前に感謝して」
春雨と共に木々が芽吹き始め、少し
ずつ気温も上がり、春の到来を感じさ
せる今日、百二十六名の皆さん「ご卒
業、おめでとうございます。」卒業は
慣れ親しんだ仲間との別れや、新しい
人々との出会いが、人と人とをつなぐ
温かさも感じさせてくれます。

さて、この中学三年間はさまざまな
ことがありました。なかでも、昨年の
三月十一日に発生した東日本大震災の
記憶は、私達の脳裏に生々しく残って
います。連綿と受け継がれた多くの命
と暮らしが、一瞬にして、いきなり断
ち切られてしまったのです。その事実
を思うとき、平凡ですが、かけがえの
ない日常が、ひとしお胸に沁みると同
時に、「今、生きていることのありが
たさを
」しみじみと思うのです。

本日の卒業に当たり、奇しくも若く
して亡くなった医師・井村和清氏の
あたりまえ」という詩を皆さんへ贈
ります。

あたりまえ こんなすばらしいことを、
みんなはなぜよろこばないのでしょう
あたりまえであることを

お父さんがいる、お母さんがいる
手が二本あって、足が二本ある
行きたいところへ自分で歩いていける
手をのばせばなんでもとれる
音がきこえて声がでる
こんなしあわせなことがあるでしょうか
しかし、だれもそれをよろこばない
あたりまえだ、と笑ってすます。

食事がたべられる
夜になるとちゃんと眠れ、そして又朝がくる
空気をむねいっぱいにすえる
笑える、泣ける、叫ぶこともできる
はしりまわれる
みんなあたりまえのこと

こんなすばらしいことを、
みんなは決してよろこばない

そのありがたさを知っているのは、
それを失った人たちだけ

なぜでしょう あたりまえ
飛鳥へそしてまだ見ぬ子へ

今ここに在る空気、いつも飲む水、
サンサンと輝く太陽、枯れることのな
い愛を注いでくださる保護者、私たち
を安全に運んでくれる車や電車、美味
しい給食の米や野菜等々。私たちは、
それが生まれたときからあるものであ
ったり、あり余るほどにあったりする
と、あることが当たり前になり、感謝
の気持ちが薄らぎ、恵まれていること
を自覚しなくなります。

そう、本日は毎年同じようにおとず
れる三月の卒業式です。
今年は「生かされている」という感謝
の念を一段と深めて、この三年間を締
めくくり、五年後十年後の
日本復興の底力は我なり
という強い信念と希望に燃え、これか
らの高校生活を迎えることを大いに期
待します。

最後になりますが、本日ご臨席いた
だきました来賓の皆様、三年間のPTA
活動に多大なるご支援をいただきまし
た保護者の皆様、そして子ども達が大
変にお世話になりました多くの先生が
た、ならびに地域の見守り隊であらせ
ます教育振興会の皆さまの、これまで
のご厚情に深く感謝を申し上げます。
「ありがとうございました。」

以上で、本日ご卒業されます
「一二六名」の皆さんの門出と今後の
、たゆみない努力を祝しお祝いの言葉
とさせていただきます。
本日は誠に「おめでとうございます。」

平成二四年三月一六日
宮崎市立宮崎東中学校
PTA会長 橋邉正之
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★日記のキーワード:(今晩の月:有明月)

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